平成29年の初市が1月5日、公設鹿島地方卸売市場で行われました。
鹿島地方事務組合保立管理者(神栖市長)、鹿島中央青果㈱関社長、鹿島青果商業協同組合小林理事長の挨拶、鹿島中央青果㈱内山営業部長による三本締めの後、平成29年最初の競売が行われました。
初市 関社長挨拶
皆さん、新年明けましておめでとうございます。本日は、朝早くから、また、お寒い中、大変ご苦労様でございます。一言、初市のご挨拶を申し上げます。
平成二十九年、新春恒例の初市を、穏やかな天候のもとで、このように皆様と一緒に迎えることをお喜び申し上げます。
さて、日本経済は長引くデフレからの脱却がなかなか思うようにいかないようでございますし、加えて原発事故による影響、TPPのアメリカ離脱問題、そして消費税の平成三十一年十月からの十パーセント引き上げなど課題も山積しており、市場を取り巻く環境も消費の落ち込み、地域間競争の加速、流通の多様化、農業従事者の減少など大変厳しい状況が相変わらず続いております。
このように今後の日本経済、とりわけ農業政策は先行き不透明感がございますが、一日でも早く、デフレから脱却し、景気回復、消費拡大が進展することを切に願っているところでございます。
このように我社を取り巻く環境は大変厳しいものがございますが、今年度の目標であります、売上高三十八億円の達成に向け、役職員一丸となって頑張ってまいりたいと思います。
また、市民の皆さまに新鮮で安全・安心な美味しい青果物を安定的かつ効率的に供給するという卸売会社としての役割も、皆さまと一緒になって、果たしてまいる所存でございます。
結びに、皆さまの商売繁盛とご健勝を心からご祈念申し上げまして、挨拶とさせていただきます。